医療業界ではこれまで医師の処方通りに服薬することを進めるために「コンプライアンス」が重視されてきました。一方、精神科医療現場では通院患者の服薬中断による問題が長年の懸念でした。

 

心理治療業界でも、クライアントがカウンセリングに来なくなることを「良くなったから来なくなった」と解釈することが多く、実際には心理治療のやり方が合わない、と感じているクライアントとの認識のずれが見られることもあります(他の機関でそのような理由でカウンセリングに行かなくなったというクライアントさんによく出会います)。

 

精神科医療では、服薬の仕方を守り中断しないためには、「アドヒアランス」が重要であると最近最近認められるようになってきました。アドヒアランスとは、患者が病状とそのための治療方針について理解し、どのような治療を行うか意思決定し、医師と共に治療同盟を築き協力していくことを指します。インフォームドコンセントが「十分な説明と同意」とされていることに対し、アドヒアランスは、更に患者が自らの治療の主体となる意味合いを強める概念と言えます。

 

弊社の心理治療においても、お困りの方のお話をお聞きし、こちらで提供できるサービスについて説明させていただき(体験していただき)、その上で、どのようなやり方でよくなっていきたいのかという点について主体的に判断していただくように努めております。

 

なるべく短い期間に、経済的負担も少なくなるようご提案しておりますので、その点につきましても初回無料お試し相談の中でご質問いただければと思います。